端午会様について
端午会様は、埼玉県所沢市の「ところの苑」と吉川市の「みなみの苑」の2つの特別養護老人ホーム(以下特養)を運営されている社会福祉法人です。
ところの苑は2005年に、みなみの苑は2016年に、どちらも市内で初めての全室個室ユニット型の特養として開設されました。
両施設ともショートステイを受け入れており、ところの苑ではデイサービス・居宅介護支援を提供、地域包括支援センターを併設して地域の福祉を支えています。
今回は端午会本部長・理事 鷲尾様に両施設をご案内いただきながら、ところの苑では施設長の髙橋様、みなみの苑では施設長の岡野様、 課長の髙山様にお話をうかがいました。
「暮らしの継続」という考え方
端午会様では、入居された方がこれまでの暮らしをできるだけ継続できるように考えられています。
だからこそ、日々の小さな選択—たとえば長年続けてきた趣味の時間を確保する、好きなお菓子を自分で選んで購入するといった“選ぶ体験”―を意識的に増やし、利用者さんの自己肯定感を大切にしたいという思いが、いたるところで感じられます。

また、レクリエーション専属の介護士の部署があることも特徴で、ユニットを見学した際には「利用者さんのやりたいことを続けられるように応援したい」という雰囲気が伝わってきました。
その姿勢は施設の中だけに留まりません。移動スーパーがやってきてお買い物を楽しむ機会を用意したり、地域の子どもたちと近隣住民が集う子ども食堂や季節のイベントを続けたりと、多世代の交流を継続しています。

ICT化する介護現場と兼任担当者
多くの介護の現場でICT化が進んでいますが、それは端午会様も同様です。
介護記録やシフト管理などのソフトウェア、見守りセンサーやインカムといったハードウェア、そしてそれらを支えるネットワークとPC・スマホ端末―
年々システムやネットワークの要件が複雑になり、セキュリティの重要性も高まるなかで、みなみの苑の開設以降は2拠点分の導入・見直し・入れ替えへの対応が必要になりました。
管理すべきICT機器はどんどん増えていくのに対し、情報システム担当者は他の業務と兼任しているという点も、多くの介護施設と同様です。
また端午会様の常勤介護士の約半数は海外人材で、今後も増えていく予定です。
海外からのスタッフが安心して働けるように、夜間介護ではインカムでいつでも相談できる体制を整えるなど、職員にとっても働きやすい職場づくりを進めています。
(鷲尾様)ITに頼るものは頼って、捻出した時間を利用者さんとの時間に充てていこうとスタッフへの教育で伝えています。今後もずっとテーマになりそうです。机に向かっている時間をできるだけ少なくして、介護の質は下げずに効率化できればいいなと思います。

見守り介護ロボット「aams」導入で進み始めたスマホ移行とネットワークの見直し
昨年度ところの苑では大規模修繕を実施し、その補助金も活用して「aams」(心拍、呼吸、体動、離床、睡眠の状態などを離れた場所から見守ることができる、マット型の見守り介護ロボット)を全床導入しました。
介護や医療の現場ではPHSは今でも現役で使われていますが、端午会様ではaamsの導入に伴って、PHSを段階的にスマホに移行していく予定です。
(髙橋様)みなみの苑はまだ全台PHSですが、ところの苑ではスマホ移行が進んでいます。理由の一つはコストです。PHSは1台壊れると部品代が高価で直すのに5-6万円かかります。理由のもう一つはaamsの通知がPHSでは受けられないためです。スマホなら、ナースコール・aamsの離床センサー通知・内線などを1台で完結させられます。
(髙橋様)aamsのセンサー通知を受けるのはWi-Fiで接続しないといけません。昨年度施設全体のWi-Fiを整備しましたが、今度はIPアドレスが足りないという問題が浮上してきました。それとは別に、デイサービスに来られる方や職員向けにフリーWi-Fiも使えるようにしたいと思っていたので、まとめて(浅間商事に)相談させてもらいました。

端午会さまではaamsを導入して終わりではなく、導入したシステムを最大限活かすために、スマホ移行とネットワークの見直しが進みました。
このように、システムを一つ入れて終わりではなく、周辺環境や実際の運用も想定して設計し、軌道修正されているのが印象的でした。
浅間商事との出会い
きっかけは約1年前、近隣の特養の施設長からのご紹介でした。
当時はちょうど Windows10 のサポート終了がせまっていた時期で、浅間商事が最初にお手伝いさせていただいたのは Windows11 搭載のPCへの入れ替えでした。
みなみの苑でのご提案のあと、ほぼ同時期にところの苑でもご提案の機会をいただきました。
(岡野様)決め手は(担当者の)お人柄が一番ですね。埼玉県の老人福祉施設協議会の会合で初めてお会いした時も、業者という立場なのにしっかり登壇者の話を聴いていて、ほかにも丁寧に対応くださっています。それから提案内容がちょうど良いというのもありました。(浅間商事の)ホームページにも書いてありますが本当に「一歩先の提案」をしてくださるので。歩調を合わせるのではなく、二歩先でもなくて、一歩先なんですよね。大企業さんだと結構先に行き過ぎちゃう時もあるのだけど、中小企業の良さというか、我々に寄り添ってくれているなと感じています。

困ったとき、気軽に相談できる安心感
浅間商事は中小企業専門のITサポートを提供しており、端午会さまにもご加入いただいています。
浅間商事のサポートの印象をうかがいました。
(鷲尾様)「まずは電話ください」と言っていただけるので、そこがすごく安心です。データをどこかにやってしまったり、パソコンにコーヒーをこぼしちゃったりということもあるので、いろんなトラブルがある中で電話をする先があるというのは、119番みたいなものですね。パソコンのドクターだと思っています。
(髙橋様)親身になって色々とご対応いただいているし、担当の方や所沢の営業所から来てくださる方たちには話がしやすいです。いつも分かりやすく説明をしてくれているんだと思います。分からないことを聞いてもちゃんと丁寧に教えてくれますし、導入の時すごく頼りにしていました。
浅間商事のサポートは対象エリアを原則拠点から1時間以内のエリアに限定しており、トラブル時などはお電話やリモートで解決できない時にすぐにお客様の元にかけつけられることを重視しています。
端午会さまのように、組織のICT全体を一緒に考えながら長期的な目線で提案して欲しいというご要望にも寄り添います。
浅間商事のITサポートについては下記にて詳細をご確認いただけます。
浅間商事のITサポート|パソコン・ネットワーク・セキュリティ・複合機をトータルにサポート
【中小企業専門】東京・埼玉・栃木の対象エリア内限定!浅間商事のITサポート|パソコンが動かない、ネットに繋がらない、ウイルスに感染してしまった、IT人材不足などのお悩みにお電話とかけつけでサポート!日常のご相談からトラブル対応までまとめてお任せください。
今後取り組んでいきたいこと
端午会様はこれから、業務の効率化と職員が安心して使える汎用的なシステム設計を進めたいと語られていました。前提となるのはネットワーク基盤です。
(鷲尾様)介護情報基盤ポータルが厚労省から公開されました。利用者さんの情報を、病院・介護施設などで共有できる仕組みです。私たちも取り残されないようについていかなきゃと思っています。ペーパーレス化して、どんどんネットワークやセキュリティを強化していかないと、情報漏えいやいろんなリスクに繋がってしまいますよね。我々だけでは到底無理なので、こういうことを全てお願いできる浅間商事さんがいらっしゃることはありがたいですね。
端午会様はセキュリティ機器の導入とルーターの見直しを進めています。これらはネットワーク内にある利用者さんの個人情報を守るための機器です。
施設内で管理していたデータも、時代に合わせたクラウド活用を進めていけばインターネットの接続が前提になってきます。
いかに情報漏えいのリスクを減らすか、万一ウイルスが侵入したりサイバー攻撃を受けた際にどうするかは、どの施設でも共通のテーマになりそうです。
(鷲尾様)それからBCP対策。災害やパンデミック対策としてだけでなくて、ネットワークにウイルスが侵入してしまった時のためにも、業務継続ができる仕組みをつくりたいです。水や電気と同じようにネット環境もインフラなのでセキュリティ込みで整備していかなきゃいけません。(浅間商事に)長く伴走していただきたいと思います。
端午会様の目指す安心安全を実現するため、浅間商事は今後も伴走していきます。


